この記事では、資産運用の基本について解説していきます。
「資産運用が大切なのはわかってるけど、何から始めたらいいかわからない…」と悩んでいませんか?
資産運用の必要性について知りたい!という方は、こちらの記事を参考にしてください。
資産運用が必要な理由は?資産運用しないとどうなる?現在資産運用といってもさまざまな種類があり、ライフプランや資産の状況など選び方も三者三様です。
そもそも資産運用とは、自分の持っているお金(資産)を、預貯金や投資に配分(運用)することで効率的にふやしていくことをいいます。
今回は資産運用を始めたい方に向けて、資産運用の基本的な考え方と、資産運用の種類について紹介します。
どういう思考で資産運用したらいいのか知りたいです!
資産運用の考え方を身につけておくことで、無理なく運用ができるようになりますよ!
また、実際どんな資産運用があるのか、初心者でも取り組みやすいかなどもあわせて解説していきます。
この記事で資産運用の基本を知って、運用を始められるようにしましょう!
目次
資産運用の考え方
まずは、資産運用の考え方について学んでいきましょう。
資産運用でお金が増える理由は、宝くじなどのギャンブルとはまったく異なります。
また、資産運用でお金を増やす際は、今ある生活や今後の人生について考えたうえで、運用にお金を回さなければなりません。
生活を苦しめてまでやるのは違うということですね!
資産運用でお金を増やしていくには、お金の考え方や用途について理解しておく必要があります。
お金を増やすための考え方と、資金の役割について、解説していきます。
お金を増やすためには
資産運用でお金を増やすためには、前提として「収入ー投資額=支出」という考え方でいなければなりません。
先取り貯金などをしていた人は、馴染みのある考え方なのではないでしょうか。
毎月の収入から生活費などを使った後、残った金額で資産運用をするという考え方では計画性がなく、確実な資産形成ができません。
投資に充てるお金はあくまでも生活水準を保った後に考えるんですね!
少額からでも始めることができますが、まずはライフイベントにあわせたマネープランをもとに、目標や運用方法、運用に回す金額を決めておきましょう!
1000円からでも資産運用ができるものもあるので、具体的な目標がない場合や大金がなくても投資が可能です。
しかし、3年後のライフイベントに向けて1000万円必要だからといって、それだけの資産になるような運用資金がなければ目標額を達成することはできません。
ここで注意したいのは、年収や生活費、固定費などの割合です。
得るお金以上を投資に使おうと借金をしてしまうと、運用の利益が利子を上回らない限り赤字になってしまいます。
借金して資産運用するのは違うということですね!
また、生活に必要な分やすぐに必要になるお金まで削って資産運用してしまうと、急に現金が必要になった場合困りますよね。
生活にかかる固定費や、もしもに備える費用などもあらかじめ計算してから、投資額を決めなくてはなりません。
目的に応じて資金を分ける
「生活を豊かにするために投資をするはずが、生活を圧迫してしまっていた」なんてことにならないよう、資金をしっかり分けておきましょう。
どのような対策がとれるんですか?
投資に使えるお金を把握するために、「お金の色分け」が必要です!
「お金の色分け」とは、資金を次の3つの項目に分けることです。
- 生活費として使うお金
- 使い道が決まっているお金
- 当面使う予定のないお金
「生活費として使うお金」は、毎月の固定費や食費などとは別に用意しておくお金のことです。
家電が故障したり、病院代が必要になったりと、万が一に備えておくために準備しておきましょう。
残ったお金を全て資産運用に回すことはしません!!
何が起こるかわからないから、すぐに出せるお金も必要だよ!
一方で、数年後に「使い道が決まっているお金」として振り分ける資金は、計画を立てておく必要があります。
結婚や子どもの学費、マイホームやマイカーの購入などに必要なお金を計算して準備します。
ライフイベントで必要なお金は、100万単位で準備しなければならない費用が多くあります。
早めに考えて、用意できるようにしておきましょう!
持っている資金(全財産)から「生活費として使うお金」と「使い道が決まっているお金」以外が、投資に回せる「当面使う予定のないお金」に該当します。
もし、「使い道が決まっているお金」などを計算した時点で投資に回せるお金がない場合でも、割合を変更したりボーナスなどを活用して投資に回す資金を確保します。
自分のお金に色を付けて管理することが大切ですね。
資産運用は早く始めていれば、その分増える予定のお金も多くなる可能性がありますよ
ライフイベントに必要なお金とバランスを取りつつ、投資に使えるお金を確保することが資産形成をするコツになります!
資産運用の基本知識3つ
マネープランを立てた方は、目標も定まり運用を始める準備ができたのではないでしょうか。
ここからは、資産運用を始めるなら知っておきたい3つの基礎知識を紹介します。
- 長期的な視点を持つ
- 投資のリスクとリターンを知る
- 資産運用の種類を知る
基本的なことですが、知らないままではただなんとなく運用しているだけになります。
基礎知識を忘れずに運用します!
資産運用はなんとなくではなく、自分でお金をコントロールする力が必要になるね
それぞれ詳しく解説していきます!
長期的な視点を持つ
資産運用は、すぐに大金を手にいれる方法ではありません。
運用の際は、長期的な視点を持つことが必要です。
数ヶ月や1年は短期といわれており、長期とは10年以上の期間を指します。
短期投資ももちろん存在しますが、将来を見据えた資産形成には向いていません。
短期投資は何が難しいんですか?
短期間で売買を繰り返し利益を得る短期的な投資は、タイミングの見極めが初心者には難しいんです…。
長期的な投資には、「複利」の効果が得られやすいというメリットがあります。
元金から発生した利子(利益)にも、利子がつくことを「複利」といい、長期的な投資では複利が大きくなりやすいのです。
100万円から1万円の利子が発生していた場合、次の年は101万円に対して利子がつくようになり、利子も元金に含まれる形で利益が発生していきます。
一方で、100万円から1万円の利子を、元金に含まない場合は「単利」になります。
利子を元金に含まない場合は、預けている元金は100万円のままで運用し続けることになると複利の効果は狙えません。
長期的な投資では元金に利子を含み、複利で増やし続ける方がおすすめです。
投資のリスクとリターンを知る
投資は、必ずお金が倍になるというものではありません。
投資におけるリターンとは利益のことですが、リスクはリターンの幅のことを指しています。
減る時の大きさも考えないといけないということですね。
投資でのハイリスクは、大きな利益が出る可能性も、大きな損失が出る可能性もあることを示しているよ!
ハイリスクといわれるものは、ハイリターンの可能性を秘めています。
しかし、ローリスクではローリターンしかなく、ハイリターンになることはありません。
大きな利益を期待するなら、リスクの高いものに投資をしなければなりません。
これは世界情勢や、景気などが要因で変動するため、投資を始めたらニュースもこまめにチェックしておきましょう。
世界の経済を知るためにニュースを見るようにします!
世界の経済状況を知ることで、自分の保有している商品の変動を予測することもできますよ!
資産運用の種類を知る
「資産運用っていろいろあってわからない!」という人もいるかもしれません。
そんなにたくさんの種類があるんですか?
資産運用の種類をいくつか説明するね!
【初心者でもやりやすい資産運用】
・NISA
→少額からでも始められる・非課税・初心者向け
・株式投資
→少額でもできるように・株主優待が受けられる
初心者でもできて、少額から始めやすいのが「NISA」と「株式投資」です。
株式投資も現在は100円からスタートできるものもあり、気軽に始められます。
株価の見極めが大切ですが、比較的簡単に始められるようになっています。
【初心者には難しい資産運用】
・生命保険
→確実に大きな利益が得られるものではない・知識が必要
・外貨預金
→預金保険の対象外・高い手数料がかかる・社会情勢の影響大
・不動産投資
→元金が多く必要・リスクが大きい
「生命保険」「外貨預金」「不動産投資」は初心者には難しいため、初めての資産運用にはあまりお勧めできません。
特に不動産投資は、元金が数千万円必要になります。
リスクもかなり大きく、マンションなどであれば部屋が空室だったり家賃が未払いになったりと、確実に利益が回収できない危険性もあります。
老朽化などで修繕費用も必要なため、不動産選びの際は立地条件なども豊富な知識を持っておかなければなりません。
なるほど、、、保険も投資に入るのか、、、
まずはNISAや株式投資から始めてみてね!
基本を理解して資産運用を始めよう!
この記事では、資産運用の基本について解説しました。
少しづつ始めてみようと思います!!
まずは少額からでも資産運用を始めてみることが大切です!
どのくらい資産運用に資金を回せるかをあらかじめ計算し、生活とのバランスをうまく取りましょう。
資産運用にはマネープランが必ず必要になるので、10年、20年先も見据えて運用計画を立てると◎
これから初めての資産運用をする方は、NISAや株式投資がおすすめ!
この記事で複利やリスクについて知識を深め、運用を始めてみてくださいね。